大工の国家資格について
ちょっと意外な感じがするかもしれませんが、大工さんのための国家資格もあります。ここでは大工さんを目指す場合に取得しておくと役に立つ国家資格を取り上げます。大工工事の実務経験が必要となる資格がほとんどなので、大工を目指すためというよりは大工として働きながら取得を目指す資格といった方がいいかもしれません。
建築大工技能士
「建築大工技能士」は木造建築の大工工事に必要な技能を持っていること示す国家資格です。大工さんのための資格の中では最も有名なものと言ってもいいでしょう。名称独占資格の一つでもあり、１級、２級、３級の三つの等級が用意されています。
試験内容は筆記試験と実技試験の２つになりますが、等級ごとに受験資格が定められており、３級は６ヶ月以上、２級は２年以上、１級は７年以上の実務経験が必要です。資格を取るにあたり、年齢や学歴は不問となります。
建築施工管理技士
「建築施工管理技士」は国土交通省管轄の国家資格の一つで現場の工事の監督・指揮をとるために必要となる資格です。１級、２級の２つの等級があります。大工さんのためというよりは現場監督のための資格ですね。
受験資格は実務経験の他、高校や短大、大学での指定科目の履修が必要となります。
