通信教育で薬剤師になるには
「通信教育を利用して薬剤師になることは出来ますか?」という質問をよく耳にします。
社会人や主婦の人からするとそういった通信制度があれば非常に便利に感じると思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?結論から言えば、通信教育や通信講座を利用することで薬剤師になることは出来ません。
薬剤師になるための条件
薬剤師になるには大学の薬学部に入学しなければならず、これ以外の方法は原則としてありません。このため通信を使って薬剤師になることは出来ないのです。
通信教育で薬剤師になれるという情報があるのは何故か?
通信で薬剤師になる方法を検索した人の中には、「通信講座で取得可能」といった情報を見たことがある人もいるのではないかと思います。何故、こういった誤情報が多いのでしょうか?
これは認定薬剤師と混同している人が多いことが原因ではないかと思います。
認定薬剤師とは
認定薬剤師は、既に薬剤師免許を持っている人が研修等を受けることで取得出来る認定資格です。この認定薬剤師制度には通信講座も用意されており、通信および一定のスクーリングを受講することで取得することが出来ます。
認定薬剤師制度は薬剤師資格を取得済みの人のためのものなので、これから薬剤師を目指そうとしている人には関係がありません。
まとめ
最後に結論をまとめておきましょう。薬剤師になるには大学の薬学部に6年間通う必要があり、通信教育で薬剤師になることは出来ません。もし、そういった情報を目にしたら、認定薬剤師と混同していないか確認してみましょう。