消防士になるには? 必要な資格や費用について
ここでは、学生から主婦、社会人まで消防士を目指している人のために、消防士になるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。
消防士とは?
消防士とは火災が発生した場合に、現場での火災の鎮圧および人命救助を行う仕事で、公務員の一つです。地域によっては「消防団員」という組織もありますが、こちらは非常勤の地方公務員になります。
呼称について
一般に、消防活動を行う仕事を「消防士」と呼ぶことが多いのですが、実際は消防士というのは階級の一種です。「消防吏員」や「消防官」と呼ぶのが正確なのですが、ここでは消防士で統一しています。
消防士になるには
消防士になるには、都道府県ごとに実施される消防士の採用試験に合格する必要があります。専門系、I類〜V類までの種類がありそれぞれ受験資格が異なります。最低でも高校卒業程度の学歴が必要です。なお、試験日や採用人数は各都道府県によります。
試験内容について
試験は1次試験と2次試験があります。1次試験や一般教養試験と論文による筆記試験、2次試験は体力測定や適性検査、面接などが実施されます。
社会人から消防士への道
社会人から消防士になるためには、やはり公務員試験(採用試験)に合格しなくてはいけません。性別(男女)の制限はありませんが、29歳までという年齢制限が設けられているため、社会人から消防士を目指す場合には注意が必要です。
資格について
消防士になるために持っていると役に立つ資格を紹介します。
救急救命士
救急救命士は、救急車等において救急救命処置を施し、病院へ搬送する事を目的とした国家資格です。救急救命士養成所を修了した後に国家試験に合格することで資格を取得出来ます。
消防設備士
消防設備士は、消防設備などに関する点険や整備、工事を行うことが出来る資格です。電気工事事業者などに必要な資格であり、消防士とはあまり関係がないと言えます(消防設備士とは)。