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ホームヘルパーになるには? 必要な資格や費用について
ここでは、学生から主婦、社会人までホームヘルパーを目指している人のために、ホームヘルパーになるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。
ホームヘルパーとは?
ホームヘルパーとは、訪問介護を行う仕事のことです。同名の資格が3級から1級までありそれぞれによって可能な業務内容に違いがあります。ちなみに国家資格ではありません。
人気のホームヘルパー2級
最も需要があり、人気があるのはホームヘルパー2級です。これは、3級が家事援助しか出来ないのに対して、2級からは身体介護が出来るためです。また、2級は実務経験などがなくても受講出来るという点も人気の理由でしょう。
ちなみに、訪問介護を行っている多くの事業所では、2級以上を必須としている場合がほとんどです。また、介護施設においてもホームヘルパー2級を採用条件としていることもあります。
呼称について
呼び方についてはいくつかあり、単に「ヘルパー」と呼ぶこともあれば、訪問看護師や訪問看護員、訪問介護員と呼ぶこともあります。一般的にはホームヘルパーという呼び方が一番使われています。
ホームヘルパーになるには
ホームヘルパーになるためには、各級ごとに研修を受講して資格を取得する必要があります。研修は、講義と実技、実習の3つに分かれます。
研修の一つである「実習」では、在宅サービスの提供現場の見学を行うほか、介護実習やホームヘルプサービスの同行訪問なども行います。介護実習や同行訪問については不安に感じる人も多いかもしれませんが、実習生に対して難しいことは要求されませんので、必要以上に心配に思うことはありません。
2級と3級の受講条件については特に難しい規定はなく、16歳以上で心身ともに健康な方であれば誰でも受けることが出来ます。もちろん、女性だけでなく男性もOKです。また、外国人や留学生でも日本語の読み書きや聞き取りが出来れば問題ありません。最近では中国人で取得している人も多いですね。
資格の取得方法(2級の場合)
資格取得のためには、ニチイやユーキャン、ハクビなどのホームヘルパー2級の講座に申し込むのが一番の近道でしょう。
講座の内容は、上記したように講義と実技(スクーリング)、実習の3つに分かれます。講義に関しては、通学と通信の2つの選択肢があり、通信を選べば自宅で学習が可能です。なお、全て通信のみでの取得は出来ません。
ホームヘルパー取得に必要な費用・料金
ホームヘルパーを取得するために必要な費用(料金)は、講座を開設している企業によって異なりますが、5〜10万円弱程度が相場です。通学講座か通信講座によっても料金は異なります。なお、料金の分割払いがOKの企業が多いですね。
社会人や主婦からホームヘルパーへの道
社会人や主婦からホームヘルパーになるには、2級までであれば研修を受講するだけなので、時間と費用が確保できればそれほど問題はないでしょう。通信講座の利用もおすすめです。
なお、1級の研修を受講するためには、ホームヘルパー2級の資格以外に自治体ごとに規定された実務経験を積む必要があるので、まずは2級の取得を考えましょう。
どんな仕事? ホームヘルパーの仕事内容
ホームヘルパーの仕事内容は多岐にわたります。利用者の自宅を訪問する在宅ヘルパー(訪問介護)や訪問入浴が最も一般的ですが、デイサービスや特養老人ホームで施設ヘルパーとして働くことも出来ます。訪問介護の仕事よりも施設介護の方が求人を見つけやすい傾向にあります。
ホームヘルパーの年収・給与
厚生労働省の公表しているデータによるとホームヘルパーの給与は以下のような額となっています。資格が必須の業務としてみるとやや低く感じるかもしれません。他の資格を必須とする仕事に比べても最も低い金額です。
男性 | 307万円(年収) | 1430円(時給) |
---|---|---|
女性 | 292万円(年収) | 1421円(時給) |