柔道整復師になるには? 必要な資格や費用について

ここでは、学生から主婦、社会人まで柔道整復師を目指している人のために、柔道整復師になるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。

柔道整復師とは?

柔道整復師とは、柔道整復と呼ばれる代替医療の技術を用いて、ねんざや脱臼、骨折などの治療を行う仕事です。医学系の国家資格のひとつであり、柔道整復を行うことが出来るのは、医師と柔道整復師に限られます。男女比の割合を見ると男性の割合が圧倒的に高いのですが、もちろん女性でも柔道整復師資格の取得は可能です。

働く場所について

病院や診療所、接骨院などにおいて働くことが出来ます。特に柔道整復師の場合は接骨院で働く機会が多いでしょう。病院や診療所などで経験を積んだ後、独立することも可能です。

柔道整復師になるには

柔道整復師になるためには、柔道整復師国家試験に合格しなくてはいけません。受験資格は、高校卒業後(正確には大学受験資格を持っていればよい)に、指定された専門学校などの養成機関で3年以上、柔道整復について学んでいる必要があります。

試験内容について

試験はマークシート方式の筆記(学科)試験のみです。実技試験や講習などは実施されません。医学系の国家試験の中でも合格率は比較的高めとされています。

柔道整復師の養成施設(専門学校、大学、短大)について

柔道整復師国家試験の受験資格を得るためには、厚生労働省の指定する学校の課程を修了する必要があります。専門学校、短大の場合は3年間、大学の場合は4年間とんります。柔道整復学科を備えている大学の数はそれほど多くないため、短大や専門学校の方が探しやすいでしょう。

なお、柔道の授業も必ず受けなくてはいけないのですが、柔道未経験者でも特に問題はありません。

通信教育・通信講座について

主婦や社会人の人の中には忙しいので通信教育を利用して柔道整復師になりたいと考えている人もいると思いますが、残念ながら通信制度(スクーリングを含む)を使って柔道整復師資格を取ることは出来ません。必ず厚労省の指定する養成施設に通学する必要があります。

柔道整復師になるために必要な費用・学費は?

柔道整復師になるために必要な費用の大半は養成施設を卒業するための学費になります。最低でも3年間通学する必要があり、学費は400万円前後になります。最低でも400万円程度の費用が必要になると考えておきましょう。

中卒で柔道整復師になるには

柔道整復師国家試験の受験資格には、指定された養成施設(専門学校や大学)の課程を修了している必要があります。こうした養成施設に入学するためには高卒またはそれと同等の資格が必要です。中卒者の人が柔道整復師を目指す場合はまずは高等学校卒業程度認定試験(旧大検)の合格を目指しましょう。

社会人から柔道整復師になるには

社会人や主婦が柔道整復師を目指す場合でも、やはり養成施設(専門学校)に3年間通わなくてはいけません。夜間の講座を設けている学校もあるので、社会人として働きながら資格取得を目指すのであれば夜間の学校に進むことをおすすめします。

整体師と柔道整復師の違い

ときおり間違われることがあるのですが、整体師と柔道整復師はまったく別のものです。整体師は民間資格であって国家資格ではないという点が一番大きな違いなのですが、整体師の場合は国から与えられた免許ではないために施術に様々な制限が生じます。

整体師になるには

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