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看護師になるには? 必要な資格や費用について
ここでは、学生から主婦、社会人まで看護師を目指している人のために、看護師になるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。
看護師とは?
看護師とは、医師が行う診療のサポートや患者の日常生活の援助などを行う医療の仕事です。看護師になるためには国家資格(免許)が必須となります。国家資格の試験を受験するためには、厚生労働省が指定する学校の修業が必要です。
准看護師と看護師の違い
看護業務を行うことが出来る資格には准看護師というものもあります。准看護師になるための方法や違いについては以下のページで説明しています。
呼称について
以前は男性スタッフを看護士、女性スタッフを看護婦と呼んでいましたが、現在では「看護師」で統一されています。求人情報の中で看護士や看護婦といった呼称が使われることはほとんど無いでしょう。
看護師になるには
看護師になるためには看護師国家試験に合格する必要があります。受験のためには厚生労働省が指定する看護に関する専門学校や短大、大学を卒業しなくてはいけません。
このページでも、受験資格や試験内容について簡単に説明していますが、さらに看護師国家試験について詳しく知りたい場合は、厚生労働省のページをご覧ください。
資格取得の要件 | 看護師国家試験に合格する |
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受験資格 | 指定された看護系の学校を修業する |
試験内容 | 選択式の筆記試験のみ |
試験日程 | 年1回(例年2月下旬) |
試験会場 | 北海道、青森、宮城、東京、愛知、石川、大阪、広島、香川、福岡、沖縄 |
受験資格について
国家試験の受検資格を得るためには、看護師の養成学校を卒業しなくてはいけません(卒業見込みも可)。養成学校とは、看護学部のある大学、看護短大、看護専門学校、看護高等学校といった看護師を養成するための学科を有する学校のことです。
修業年数は、大学が4年、看護短大および看護専門学校は3年、看護高等学校は5年となっています。短大、専門学校は准看護師の免許を持つ人のための2年間のコースが設けられている場合もあります。
資格試験について
看護師国家試験は毎年一回(例年2月)、指定された試験地において実施されます。試験内容は選択式の筆記試験のみであり、記述試験や実技試験などはありません。
社会人から看護師への道
社会人や主婦から看護師になるためには、やはり看護関連の学校を卒業して国家試験に合格する必要があります。最短となるルートは、看護短大か看護専門学校の卒業なので、最低でも3年はかかることになります(准看護師の資格を持っていれば2年)。
年齢制限がないため、社会人が看護師を目指す場合に問題になるのは、年齢よりも経済的なものが大きいでしょう。学費や生活費など必要となる費用を計画的に運用していかなくてはいけません。
仕事内容(看護師)
医療現場や介護の現場において、医師が行う医療行為の補助を行ったり、患者の日常生活の援助などを行ったりする仕事です。
業務内容は、検温や血圧測定といった基本的なことから、問診、点滴や注射、食事や排泄、入浴などの介助、訪問介護など多岐に渡ります。
給与・年収について
厚生労働省が公表している給与・年収データによると、男性看護師の平均年収は477万円(時給2339円)、女性看護師の平均年収は474万円(時給2339円)となっています。当然ながら准看護師よりは給与は高いのですが、仕事の大変さや資格取得の困難さを考えると割に合わないと感じるかもしれません。
看護師の上位資格
医療現場や介護の現場において、医師が行う医療行為の補助を行ったり、患者の日常生活の援助などを行ったりする仕事です。
専門看護師
専門看護師とは、より困難な健康問題を持った患者を看護するための専門知識、専門技術を備えた看護師のことを指します。資格取得のためには看護師資格を持っていることが前提となります。
認定看護師
認定看護師とは、ある特定の看護分野で熟練した看護技術・知識を有すると認められた者のことを指します。専門看護師と比べるとより臨床に近い業務内容です。