社会福祉主事になるには? 必要な資格や費用について

ここでは、学生から主婦、社会人まで看護師を目指している人のために、社会福祉主事になるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。

社会福祉主事とは?

社会福祉主事とは、福祉事務所や介護施設での事務や相談員の仕事です。介護施設での事務や相談員といった仕事には資格は必須では無いのですが、求人情報の中で主事任用資格を採用条件にしている場合もあります。

社会福祉士との違い

社会福祉士と社会福祉主事の違いについて質問されることが多いのですが、社会福祉士の方がより深い知識と経験が必要になります。資格の取得方法についても、社会福祉主事が大学での指定科目履修や講習の受講で取得出来るのに対して、社会福祉士は大学での履修に加えて、実務経験と筆記試験をクリアしなくてはいけません。

呼称について

一般に「社会福祉主事」といった場合は職種名というよりは資格(社会福祉主事任用資格)のことを指します。略して「主事任用」と呼ぶ場合もあります。

社会福祉主事になるには

社会福祉主事になるためには任用資格を取得する必要があります。この社会福祉主事任用資格(略して主事任用)には筆記試験や実技試験などが課される訳ではありません。大学での指定科目の履修や講習会の受講などにより取得可能です。

主事任用資格の具体的な取得要件は下記になります。

  • 大学や短期大学において、厚生労働大臣の指定する社会福祉主事任用資格選択必修科目のうち、いずれか3科目以上の単位を修得して卒業した者(指定科目は変更されることがあるので注意)。
  • 厚生労働大臣の指定する養成機関又は講習会の課程を修了した者
  • 厚生労働大臣の指定する社会福祉試験に合格した者

さらに社会福祉主事任用資格について詳しく知りたい場合は、厚生労働省のページをご覧ください。

社会人から社会福祉主事への道

社会人や主婦から社会福祉主事になるためには、都道府県の講習会を受講するのが一番の近道と言えます。2013年1月時点で、都道府県の講習会は19科目279時間とされています。指定養成機関を修了することでも取得出来ますが、こちらは1500時間必要です。

もちろん、大学や短大に入学して指定科目を履修するという方法もありますが、社会福祉主事になるために大学に入学するのは効率が良いとは言えないでしょう。年齢制限などはありません。

どんな仕事?社会福祉主事の仕事内容

社会福祉主事の仕事内容は福祉事務所や介護施設の事務職や相談員といったものです。

具体的には、福祉事務所などの行政機関でのケースワーカー(相談援助など)、障碍者施設での障碍者の生活指導、老人介護施設での事務職や相談員などの仕事です。

業務内容は、検温や血圧測定といった基本的なことから、問診、点滴や注射、食事や排泄、入浴などの介助、訪問介護など多岐に渡ります。

給与・年収について

厚生労働省が公表している給与・年収データには社会福祉主事は含まれていないため公式の給与データはありません。実際の求人情報から判断すると、介護・福祉の仕事の中では低めと考えていいでしょう。

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