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登録販売者になるには? 必要な資格や費用について
ここでは、学生から主婦、社会人まで登録販売者を目指している人のために、登録販売者になるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。
登録販売者とは?
登録販売者とは、医薬品を販売するために必要な資格の一つです。第二類医薬品と第三類医薬品に分類される一般用医薬品の販売が認められています。ちなみに第一類医薬品の販売には薬剤師の資格(免許)が必要となります。
仕事はその名の通り薬局・ドラッグストアでの医薬品の販売業務です。薬剤師ほどではありませんが、登録販売者の資格を持っていることで採用されやすくなり、さらに待遇面でもプラスになることがあります。
登録販売者になるには
登録販売者になるためには、年1回実施される資格試験に合格する必要があります。試験は実技や講習などはなく、マークシート方式の筆記試験のみです。但し、こういった資格試験では珍しく都道府県単位で実施されるという特徴があります。このため、地域によって試験日や試験問題も異なることがあります。
受験資格について
登録販売者の受験資格はやや複雑です。薬学部の卒業者の場合は実務経験が必要ありませんが、それ以外の人の場合は1から4年以上の実務経験が必要となります。実務経験は薬局での販売業務で、パートやアルバイトでも構いませんが派遣は認められていません。
詳しい試験日や受験資格について
受験資格の詳細や詳しい試験日などの情報は、通常は自分がお住まいの都道府県の公式サイトにて掲載されていますので、そちらを参考にしてください。
学校(大学、短大、専門学校)について
「登録販売者になりたい」と考えた場合の進路についてですが、基本的には学校に通うことで受験資格を得ることが出来るのは薬学系の大学の指定科目を修了した場合のみです。登録販売者向けの専門学校も複数ありますが、専門学校を卒業するだけでは登録販売者試験の受験資格を得ることは出来にないので注意しましょう。通常は別途、薬局やドラッグストアでの販売業務の実務経験が必要です。
専門学校に通って資格試験の勉強をしながら、ドラッグストアでアルバイトをして受験資格が満たされるようにする、というのが一般的なようです。また、専門学校は1年から3年の課程があり、費用・学費は年間50万円ぐらいが相場となっています。
通信教育・通信講座について
登録販売者を目指す人向けの通信教育はありますが、あくまで資格試験の勉強のための講座です。通信教育を全て修了しても登録販売者試験の受験資格が得られるわけでは無い点に注意しましょう。
中卒で登録販売者になるには
中卒からでも登録販売者の資格取得は可能です。条件は実務経験を積むで登録販売者試験の受験資格を得ることであり、中卒者の場合は3年間の医薬品の販売に関する実務経験が必要となります。一方、高卒の場合は1年間の実務経験を必要とします。
社会人から登録販売者への道
社会人から登録販売者になるには、受験資格を満たして資格試験に合格する必要があります。薬学部の卒業者であれば問題ありませんが、そうでない場合は薬局での実務経験を積まなくてはいけません。このため、薬学系の学科、学部を卒業した人以外の場合は、社会人として働きながら資格取得を目指すことは難しいでしょう。