通関士になるには? 必要な資格や費用について
ここでは、学生から主婦、社会人まで通関士を目指している人のために、通関士になるにはどんな方法があるのか?どのくらいの費用がかかるのか?について説明しています。
通関士とは?
通関士とは、輸出入されている物品の申告や検査、許可といった通関手続きの代行を行う仕事です。財務省管轄の通関士試験に合格して資格(免許)を取得することで、通関士としての業務が出来るようになります。
働く場所や仕事内容は?
やや特殊な資格であるため、通関士の資格が役に立つのは流通や通関業に関わる一部の企業や商社のみです。また、通関士の求人がある地域というのは、東京や横浜、神戸といった港湾地域に集中している点にも注意しましょう。
通関士になるには
通関士になるためには、財務省が実施する通関士試験に合格する必要があります。合格後に税関に登録することで、通関士として認められます。
試験を受けるための受検資格は特に定められていないため、年齢や学歴に関係なく受験することが可能です。
資格試験について
資格試験は原則として年1回の実施です。試験内容はマークシート方式の筆記試験のみで、記述式の問題や実技試験、講習などはありません。
試験の勉強方法についてですが、通関士試験の過去問題集などを購入して独学で勉強する方法もありますが、専門学校や通信講座を利用した方がより確実と言えるでしょう。
社会人から通関士への道
社会人から通関士を目指す場合ですが、受験資格に年齢制限や学歴の指定、実務経験の有無などが無いため、特に注意することはありません。試験勉強のための時間と費用(専門学校や通信講座)の確保がポイントになるでしょう。
なお、通関士の資格が役に立つのは流通を扱う一部の業種なので、転職先によってはまったく役に立たないケースもあります。